わいせつ等事件簿

京都市の路上で女性の体を触ったとして、京都府警は23日、強制わいせつ容疑で、大阪府警南署の巡査長、村上礼祥容疑者(26)=京都市西京区=を再逮捕した。
 逮捕容疑は昨年10月14日午後10時20分ごろ、京都市西京区の阪急京都線桂駅近くの路上で、歩いて帰宅途中だった同区のアルバイト女性(49)の尻を背後から触った疑い。
 京都府警によると、「間違いない」と容疑を認めている。村上容疑者は今月1日に別の女性を触った容疑で逮捕され、22日に起訴されていた。
自宅兼事務所で20代女性にわいせつな行為をしたとして、警視庁武蔵野署は強制わいせつ容疑で、東京都武蔵野市御殿山の芸能事務所代表、加藤高志こと金田浩臣容疑者(54)を逮捕した。調べに対し、「今は何も言えません」などと話している。
 逮捕容疑は昨年12月31日未明、自宅兼事務所のマンションの一室で、知人の20代女性の背後から抱きつき、体を触るなどのわいせつな行為をしたとしている。女性が部屋から逃げ出し、警察に被害を届け出た。
 金田容疑者は事務所のホームページに「アイドル、モデル、女優、声優を目指している12歳~30歳の女性を募集しています」などと掲載していた
職場の飲み会で同僚の女性警察官にわいせつ行為をしたとして、強制わいせつ罪に問われた福岡県警留置管理課の元警部補、於保おほ重信(59)、同、枝尾光博(58)両被告の第2回公判が23日、福岡地裁であった。
 検察側証人として同席した男性警察官が出廷。当時の状況を「犯罪になるんじゃないかと思った」と証言した。
 男性は当時、同課巡査長。証言によると、当日は被害者と同じテーブルで飲酒していた。途中、背後で騒ぎになっているのに気づき、振り返ると被害者が於保被告に羽交い締めにされ、枝尾被告にキスを迫られていた。被害者は「やめて」と言いながら首を振って嫌がるそぶりだったという。男性は「やりすぎかなと思った」と話した。
 一方、止めに入らなかったことについて聞かれると、「怖かった」と打ち明けた。男性は両被告について、「県警幹部とつながっているといううわさがあった」とし、普段から発言力と影響力を感じていたという。「刃向かえば何をされるか分からない。これからの警察人生がある。申し訳ない気持ちはあったが、自分の身がかわいかった。人事でどこまで影響があるか分からず、怖かった」と述べた。
勤務する愛知県知立市の小学校で児童にわいせつな行為をしたとして、5件の強制わいせつ罪に問われている元臨時講師大田智広(としひろ)被告(30)の公判が23日、名古屋地裁岡崎支部であった。2013年に埼玉県教育委員会から停職6カ月の懲戒処分を受けて退職後、地元に戻って改名した理由について「就職するためだった」と供述した。
 大田被告は小学校教諭だった13年に児童買春・児童ポルノ禁止法違反罪で罰金の略式命令を受け、県教委から処分された。地元で就職先を探したものの「ネットなどに名前が出て、どこを受けてもダメだったりクビになったりした」と説明した。改名後に臨時講師になった際には「わいせつな気持ちはなかった」と強調した。
 一方、公判では五つの事件のうち、服を脱ぐように児童に指示して体を触ったとされる2番目の事件について、保護者からの指摘を受けて学校や市教委が被害の一部を把握していたことも明らかになった。大田被告はこの児童の写真も撮っていたが、写真については「クビになると思い、(学校には)話さなかった」と述べた。
女子高校生のスカートの中を盗撮した疑いで鹿児島市交通局の臨時職員の男が15日、逮捕された。逮捕されたのは鹿児島市交通局の臨時職員、井渕裕太容疑者(28)井渕容疑者は15日午後7時頃、鹿児島中央駅西口の上りエスカレーターで前にいた女子高校生(16)のスカートの中をスマートフォンで盗撮した疑いだ。警察によると、近くにいた男性が井渕容疑者の不審な動きを見て声をかけ、駅事務所に連れて行き、警察がスマートフォン内の動画を確認し現行犯逮捕したという。井渕容疑者は容疑を認めているという。警察は動機や余罪について調べている。鹿児島市交通局の祝井敏明総務課長は「臨時職員が逮捕されたことは大変残念。今後二度とこのようなことが無いよう公務員倫理の向上に更に努め、市民の皆様の信頼回復に努めてまいります」とコメントしている。