わいせつ等事件簿

禁止地域での風俗店営業に関わるなどしたとして、長野県警と警視庁は風営法違反などの疑いで、中国人やタイ人を含む男女23人を逮捕、同県松本市の2店と東京の4店を摘発した。
 逮捕されたのは、松本市並柳、店の経営者で中国籍の張桂侠容疑者(62)ら同市内の女6人と、東京都などの男女17人。
 経営者らの逮捕容疑では、店舗型風俗が禁止される松本市大手4の雑居ビルの室で個室マッサージ店を営み、女性従業員に性的なサービスをさせるなどしたとされる。
 県警などは、入管難民法違反(資格外活動ほう助)の疑いで逮捕したタイ国籍で横浜市南区、無職スズキ・ラムン容疑者(38)がブローカーとして、タイ人女性を店にあっせんしていたとみて調べている。
大分県警は1日、面識のない女性2人の尻を触るなどしたとして、県迷惑行為防止条例違反の疑いで、玖珠署地域課の30代男性巡査長を書類送検し、停職1カ月の懲戒処分にした。巡査長は同日、依願退職した。
 書類送検容疑は10月29日午前1時ごろ、大分市のコンビニエンスストアで、40代会社員と10代大学生の尻を触り、会社員に対しては別の女性の裸体画像をスマートフォンで見せたとしている。
 県警によると、巡査長は10月中旬にも大分県内の駐車場で、20代の知人女性に、インターネット上で入手した別の女性のわいせつな画像を見せていた。
 コンビニで被害に遭った女性が店側に通報して発覚。巡査長は県警の調べに「反応を見て性的欲求を満たしていた」と話したという。
電車内で女子中学生の体を触ったとして、神奈川県警戸塚署は東京都迷惑行為防止条例違反の疑いで、都職員の男(50)=横浜市旭区=を逮捕した。「絶対にやっていない」などと容疑を否認している。
 逮捕容疑は、11月28日深夜、JR湘南新宿ライン大崎駅-武蔵小杉駅間を走行中の電車内で、向かい側の席に座る女子中学生の上半身を触ったとしている。
 同署によると、男は都の水道局に勤務しており、帰宅途中だった。当時、酒に酔っていたという。