警視庁の29歳の機動隊員が、都内のアパートに忍び込み、女性用の下着を盗んだとして書類送検され、懲戒免職の処分を受けました。
書類送検されたのは、警視庁第9機動隊に所属する29歳の巡査長です。
警視庁によりますと、巡査長はことし8月、東京・江戸川区のアパートの部屋に忍び込み、女性用の下着を盗んだほか、おととし12月にも別のアパートの部屋から盗んだ疑いがもたれています。
これまでの調べで、いずれもカギがかかっていなかった窓から部屋に侵入していたということです。
巡査長はことし8月に忍び込んだアパートに、そのおよそ1時間後に再び侵入しようとしたところを住人の男性に気付かれ、取り押さえられたということです。
これまでの調べで、巡査長の自宅からは女性用の下着が100点余り見つかっていて、調べに対し、容疑を認めたうえで、「ほかにも20件くらいやった」と供述しているということで、警視庁は6日付けで懲戒免職の処分にしました。
警視庁は「あるまじき行為で厳正に処分した。再発防止に努めたい」とコメントしています。