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わいせつ等事件簿 | 愛媛)県内でもイベントの中止相次ぐ 新型肺炎に懸念

愛媛)県内でもイベントの中止相次ぐ 新型肺炎に懸念

2020/02/23 11:18

新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大で、愛媛県内でもイベントや集会の中止が相次いでいる。主催者の多くは、感染防止や安全確保を理由に挙げている。
 就活情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートキャリアは、来春卒業予定の大学生らを対象に、3月に予定していた合同企業説明会をすべて中止すると発表。県内では3月4日と11日、松山市内の二つの説明会に計約140社以上が集まる予定だった。
 同社はホームページで「対策を講じても、感染リスクを防ぎきれないと判断した」と説明。4月以降の開催は検討中という。
 スポーツでは、今月23日に開催予定だった「第37回大洲市健康マラソン大会」の中止が決定。主催の大洲市教委によると、小中学生ら約570人がエントリーしていた。感染症による中止は初めてといい、担当者は「ランナーやボランティアの安全・安心を最優先した」と話す。
 サッカーJ3のFC今治は、24日のシーズン開幕前のキックオフパーティーを中止に。今治市内のホテルの500~600人規模の会場に、ファンクラブの会員やスポンサー企業の関係者らが集まる予定だったという。練習後の選手との握手や記念撮影などのファンサービスも中止している。
 JR四国は、23日予定の「第21回しおかぜウォークなのはな大会」を中止すると発表。伊予灘沿いの道を歩くイベントで、例年400~500人が参加していた。大会に合わせた臨時列車の運行も取りやめる。
 3月14日に松山市内のホールで予定されていた、県遺族会主催の戦没者追悼の集いも中止に。900人の参加者を見込んでいたが、担当者は「高齢の参加者が多く、健康を最優先に考えた」と話した。
 厚生労働省は、イベント開催の最終的な判断を主催者に委ね、開催する場合は感染防止策を講じるよう求めている。

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