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わいせつ等事件簿 | FC今治、昇格ならず 観衆4800人の悔しさ・期待

FC今治、昇格ならず 観衆4800人の悔しさ・期待

2018/11/20 09:02

J昇格は来季へ持ち越し―。サッカー日本フットボールリーグ(JFL)のFC今治は18日、今治市高橋ふれあいの丘の「ありがとうサービス.夢スタジアム」でホンダロックとの今季最終戦を戦い、1―1で引き分けた。年間順位は5位となり、J3昇格条件の4位以内を満たせなかった。ホームを埋めた4800人の観衆は悔しさをかみしめ、来季の夢実現へ期待の声を上げた。
 
 「来年は、もっと大きな声で応援する」。試合終了後、今治市清水小1年の男子児童(7)は言葉を振り絞った。わずかな昇格の可能性を残して臨んだFC今治は序盤の失点が響き、流れをつかめないままタイムアップ。4位のチームが勝利したため、昇格の夢は絶たれた。
 試合後、悔し涙で目を赤くした同市八町西5丁目の自営業別府美菜さん(34)は「最後まで諦めない選手の頑張りが伝わった。だからこそ勝って終わりたかった」と唇をかみ、「来年はもっと熱くなって、夢スタを盛り上げたい」と力強く宣言した。
 ほぼ毎日練習場を訪れ、イレブンを見守り続けた同市高橋の主婦藤本里美さん(38)は「この悔しさをバネに強くなってくれるはず。来季は優勝して、文句なしで昇格を決めて」と願った。
 今季の全ホーム戦でコールリーダーを務めた新居浜市中須賀町2丁目の会社員佐伯剛さん(36)は「悔しい結果だが、昇格が全てじゃない。今治にサッカー文化は少しずつだが、確かに根付いている。来季も一体感を持って、選手の背中を押していきたい」と最後までエールを送った。

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