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わいせつ等事件簿 | 西条市が公共施設再編へ/「こどもの国」など“縮充”

西条市が公共施設再編へ/「こどもの国」など“縮充”

2020/09/11 10:24

愛媛県西条市は、公共施設再編に乗り出す。緊急性が高く早期に着手すべき施設として、初弾プロジェクトとして「こどもの国」など4施設を2施設に集約化・複合化する。規模は縮減しつつ利便性を高める“縮充”を目指す。2施設に再編することで、総延べ床面積は6510㎡から3822㎡になり、41%の削減を見込む。 市は2017-26年度を計画期間とする個別施設計画第1期のうち、最優先すべき施設を対象とした計画案をまとめた。対象となったのは、▽西条児童館▽こどもの国▽産業情報支援センター▽市民活動支援センター--の4施設。このうち、築52年の西条児童館は現地で建て替える。21年度に着工し、22年度の開設を予定。
 こどもの国は、産業情報支援センターと市民活動支援センターを集約し、同市初となる大規模複合施設「ひと・夢・未来創造拠点複合施設(仮称)」として改修する。21年度に工事に入り、22年7月の開設を目指す。産業情報支援センターは、機能移転後の23年度から跡地活用を検討する。
 再編にかかる費用は、児童館改築が2億0850万円、こどもの国改修が3億7150万円の計5億8000万円を見込む。
 市の公共施設は築30年以上の建物が55%を占めるなど老朽化が進んでいる。一方で、延べ床面積で全国平均の1.5倍、同規模の自治体の1.6倍に上り、更新費用は今後40年で2327億円(1年当たり58億2000万円)を試算するなど将来の負担軽減と平準化が課題となっている。

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