わいせつ等事件簿

国際海上交通の要衝、エジプト北東部のスエズ運河で23日午前、愛媛県今治市の正栄汽船所有のコンテナ船「エバーギブン」(全長400メートル、幅59メートル)が運河をふさぐ形で座礁し、運河の往来が遮断された。運河庁が24日、発表した。
 ロイター通信は24日、エバーギブンが乗り上げた場所から一部浮き始め、近く遮断が解消される可能性があると伝えた。スエズ運河は地中海と紅海を結び、欧州とアジアの物流を支えている。往来に支障がある状態が続けば世界経済への影響が懸念される。
 運航する海運会社は台湾の長栄海運。実際に同船を管理するベルンハルト・シュルテ・シップマネージメント(BSM)の広報担当によると、乗組員約20人に負傷者はおらず、油漏れなど海洋汚染もない。
 エバーギブンは中国からオランダ・ロッテルダムに向けて貨物を運んでいた。砂嵐で視界不良に陥ったという。