わいせつ等事件簿

愛媛県内で行われた運転免許の学科試験で、法律の改正でなくなった「車輪止め装置」に関する問題が誤って出題されていたことが分かりました。

愛媛県警はこの出題ミスで不合格だった1人を合格にしました。

県警によりますと、2020年12月1日に改正された新しい道路交通法で、それまであった「車輪止め装置の取り付け」に関する規定がなくなったにも関わらず、県運転免許センターで実施された学科試験で車輪止め装置に関する問題を誤って出題していました。

この出題ミスは、2020年12月8日から2021年3月8日までに実施された計16回の試験で確認され、受験した453人の回答を調べたところ、ミスが原因で松山市内の女性1人が不合格になっていました。

県警は、この女性の不合格を取り消し合格としたうえで、謝罪するとともに受験料を返還する予定だということです。

愛媛県運転免許センターは「確認が不十分であり、受験者の方にご心配とご迷惑をかけた。さらなるチェックの強化に努める」と話しています。