わいせつ等事件簿

岡山県や愛媛県で城などの施設に傷がつけられていた事件で、愛媛県警は5日、松山市の湯築城跡の展示台に傷をつけたとして無職の男を逮捕しました。

逮捕されたのは愛知県清須市の無職・加藤丈晴容疑者(47)です。

加藤容疑者は岡山城に複数の傷をつけた重要文化財保護法違反などの疑いで、2月に岡山県警に逮捕されていて、5日に愛媛県警に身柄が移送されました。

OHK岡山放送・奥原怜奈記者
「加藤容疑者を乗せたと見られる車が岡山中央署を出発します。愛媛県警へ身柄が引き渡されます」

愛媛県警によりますと、加藤容疑者は2021年1月3日の午後3時すぎ、松山市の道後公園にある湯築城跡の武家屋敷で、展示台や縁台に複数の傷を付けた器物損壊の疑いです。

防犯カメラの映像などから岡山で逮捕された加藤容疑者の犯行と断定し、5日に愛媛県警が逮捕しました。

警察の調べに対して加藤容疑者は「やった覚えはありません」と容疑を否認しているということです。

加藤容疑者の身柄は松山東警察署に移送され、本格的な調べに入ることになります。

愛媛県内では松山城でも似たような傷の被害が確認されていて関連についても調べる方針です。
愛媛県内で2020年1年間に発生した特殊詐欺の被害は約9150万円にのぼることがわかりました。

愛媛県警によりますと、2020年に県内で発生した特殊詐欺の被害は42件で、被害総額は約9150万円にのぼります。

内訳は「未払いの料金がある」などとうそを言い、金銭をだまし取る架空料金請求詐欺が最も多く18件で約4500万円の被害が発生しています。

2019年に発生した65件・1億7200万円あまりに比べ被害は減少傾向ですが、2021年も1月には税金の還付などを装いATMで送金させる還付金詐欺が3件発生していて、県警は不審な電話があった際はすぐに警察に相談するなど引き続き注意を呼びかけています。