わいせつ等事件簿

きのう、広島港から松山観光港に向け運航していたフェリーで乗客1人が行方不明になっているのがわかり、海上保安部が捜索にあたっています。

乗客1人が行方不明になっているのは石崎汽船の旭洋丸で、松山海上保安部によりますと、きのう午後8時ごろ、フェリー会社の石崎汽船から「広島から呉を経由して松山に入港したフェリーの船内から、乗客1人がいなくなっている」と通報がありました。

これは、石崎汽船が松山観光港で下船した人数をカウントした際に気づいたもので広島港と呉港で乗船した人数より1人少なかったということです。また船内の座席には行方不明者のものとみられるリュックと帽子が残されていて、船内の監視カメラの映像から行方不明者は男性とみられるということです。

松山海上保安部では現在、身元の確認を急ぐとともに、海に落ちた可能性もあるとみて広島や呉の海上保安部とも協力しながら、巡視船などあわせて3隻で捜索にあたっています。
中国明代(15世紀)の龍泉窯の青磁の筆置き「筆架(ひっか)」が愛媛県西条市安用の「北竹ノ下I遺跡」で出土し、県埋蔵文化財センターが発表した。筆架は国内での出土例が極めて珍しく、全国で初めてという。書や絵画をたしなみ、貴重な文具を入手できる力のある僧侶や有力武士などが遺跡の近くにいた可能性があるとしている。
 同センターによると、一部が欠損しているが大部分は残っており、幅10・3センチ、高さ6・7センチ。15~17世紀前半の石積みの井戸から今年2月に出土した。
 形は3つの山と雲や波、橋が表現されている。元~明代の景徳鎮製の類似意匠の筆架は鰲(ごう)(おおがめ)という伝説上の生き物が造形されており、欠損している部分にも同様の動物がついていたとみられる。内部は空洞で、鰲の口から水を出すことができるようになっていた。特徴から15世紀に中国浙江省の龍泉窯で作られ、日本に輸入されたと考えられる。
 同センターの柴田圭子調査課長は「中世では文具は貴重品で、筆、すずり、墨、紙を『文房四宝』と呼んだ。筆架はそばに置かれた嗜好(しこう)性の高い文具で、中国すずりなどと一緒に使用したり、書院で鑑賞したりしたのではないか」と推定している。
 西条市立東予郷土館で公開する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期。同センターのホームページで写真や動画を公開している。
大規模改修などのため運休していた石鎚登山ロープウェイ(愛媛県西条市)が16日、約2カ月ぶりに運転を再開する。ゴンドラをつり下げているワイヤを1968年の運転開始以来初めて交換。新たな色に塗り替わったゴンドラが、運行を待っている。
 工事に合わせて2台のゴンドラの外装を一新。石鎚神社のお山開き大祭で信徒が身に付ける鉢巻きの赤、黄、水色をイメージし、「まえがみ号」はオレンジ、「いしづち号」は黄色の車体で、いずれも底面を青くした。
 当初は4月25日に運行再開する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で運休を延長していた。当面は定員50人に対し、20人程度を上限に運行する。同社はマスク着用での利用を呼び掛けている。
行政や航空会社、空港関係機関などで構成する松山空港将来ビジョン検討会が14日、愛媛県庁であり、国際線ターミナルビルの四つの新設・増築案を議論した。国内線ビル東側に新設する案は観光バスやタクシー、レンタカー会社が利用する既存のスペースに影響が出るほか、住宅街に近く工事の騒音・震動が懸念されるとの意見が上がり、国際線ビル西側を活用する残る3案から一つに絞ると決めた。次回は6月以降に開催し、ビル内部の配置イメージ案が提示され、取りまとめを目指す。
新型コロナウイルスの影響を受けた現金10万円の一律給付について、愛媛県松山市は14日、市民への振り込みを始めました。

松山市で14日給付されたのは、今月6日までにマイナンバーカードを用いたオンライン申請を行った松山市内のおよそ4800世帯です。中学生の娘2人を育てる妻鳥和恵さんには、3人分あわせて30万円が振り込まれました。ひとり親で子どもたちを育てる妻鳥さんは、学校の臨時休校を受け教育費の支出が増えたといいます。松山市は、今月18日から郵送で申請を行う世帯に必要書類を発送し、受け付け後、22日から振り込みを始める予定です。