わいせつ等事件簿

新型コロナウイルス感染拡大により休校中の愛媛県の県立学校で20日から始まる春休み期間の対応について、中村時広知事は19日の定例会見で、部活動禁止や自宅待機の要請を緩和する方針を示した。
 部活動は大人数での集団活動を避け、換気や使用器具の衛生管理の徹底などに留意し、可能な限り短時間での実施を求めたほか、合宿や遠征、練習試合は当面中止するとした。
 高校の合格者説明会や教科書販売など新年度の準備は、必要に応じて学年や学級ごとの分散型登校や個別指導で対応。始業式は大半で4月8日の予定だが、政府の専門家会議の見解など踏まえて検討する。
 小中学校は25日まで臨時休校とし、春休み期間の対応は、県立学校を参考に各市町教育委員会に判断を任せるとした。
 中村知事は「県内3例目の(ウイルス検査)陽性確認を受けた段階の方針で、状況によって変わる。現時点で感染拡大の可能性は極めて低く、学校現場でのこれまでの感染症対策を徹底しながら冷静に対応してほしい」と説明した。
 中村知事は19日、学習支援を行う大学生サポーターがいる松山市の桑原小を視察。「子どもたちが笑っている姿を見て、大学生の存在を心強く感じた。教員志望の学生にとっても貴重な経験になるだろう」と話した。
19日朝早く新居浜市中心部の繁華街で、ごみ箱のなかの段ボールなどが燃える火事がありました。警察と消防は出火原因を調べています。

19日午前5時すぎ、新居浜市若水町のテナントビルで駐車場に置かれたごみ箱から火が出ているのを通行人が見つけ、消防に通報しました。

火は鉄製のごみ箱のなかの段ボールを焼き、約1時間後に消し止められました。この火事によるけが人はいませんでした。

現場は新居浜市中心部の繁華街で、警察などによりますと、段ボールはビルに入っている飲食店が出したごみだったということです。

警察と消防で詳しい出火の原因を調べています。
新型コロナウイルスの影響で、愛媛県内の大学では卒業式の中止が相次ぎました。こうしたなか松山市内では19日、卒業生自らが主催した手作りの”卒業式”が開かれました。松山市千舟町の貸しスペースに集まったのは、愛媛大学と松山大学の4年生の有志14人。男性はスーツ、女性は振袖に身を包んで臨んだのが、自分たちで企画した手作りの”卒業式”です。なかでは卒業証書に見立て、名前と日付を記したクッキーを贈り合うなど、ユニークな方法でお互いの卒業を祝っていました。また、サプライズで訪れた後輩たちからミニブーケで門出の祝福を受け、4年間の思い出を噛みしめている様子でした。

本来の卒業式は中止されたものの、手作りの小さな卒業式は忘れられない一生の思い出となったようです。
国土交通省が18日に公表した公示地価(1月1日時点)で、県内は全用途平均で0・7%減で28年連続の下落となった。一方、2019年より上昇地点は1地点、横ばい地点は5地点増加。市町別では松山市が0・3%増と11年ぶりに下落から上昇に転じた19年に引き続き、上昇した。
 県内の調査地点は、住宅地161▽商業地83▽宅地見込地2▽工業地12――の計258地点。用途別では住宅地は0・8%減で23年連続、商業地は0・6%減で28年連続の下落となった。
 宇和島、大洲、西予の3市は計28地点のうち、西日本豪雨で被災した地点が計6地点あり、「全体としては心理的な影響が残るものの、インフラの復旧が進んだこともあって全地点で下落幅が縮小している」としている。
学校法人「加計学園」(岡山市)が運営する岡山理科大獣医学部(愛媛県今治市)は、同学部のホームページ(HP)に「新型コロナウイルスへの本学の取り組み」を掲載した。17日付で大学HPで告知した。
 学部新設の際、「先端ライフサイエンス研究、感染症対策の危機管理人材育成、新薬開発などに関わる学部」と国家戦略特区の諮問会議で位置づけられており、新型コロナウイルスの感染防止をめぐり、国会で2月以降、「加計学園は今、どんな活動をしているのか」などとただされていた。
 学部HPでは、新型コロナウイルス感染症について「これまでのSARS(重症急性呼吸器症候群)、MERS(中東呼吸器症候群)と同様、コウモリ由来のウイルスによると考えられ、ヒトへの感染に媒介動物がいる可能性がありますが、制御するのは容易でないと思われます」と説明。そのうえで、2020年度の「人獣共通感染症」の講義に新型コロナウイルス感染症を組み入れるよう計画しているとした。
 細部については吉川泰弘学部長のホームページで情報発信していることを説明。「国際シンポジウムのような形で取り組んでいきたい」と今後の方針を示したが、新型コロナウイルスの新薬開発については「系列大薬学部の医薬品素材探索や製剤技術に関する専門家などとも協力して研究していきたい」と触れるにとどめた。