わいせつ等事件簿

県情報公開・個人情報保護審査会(会長・妹尾克敏松山大教授)は12日までに、学校法人加計学園による今治市での岡山理科大獣医学部新設に関し、県職員が首相官邸を訪問した際の旅行命令簿と精算請求書の公文書公開請求(2件)で部分公開とした県の決定を取り消し、非公開とした国の面談先(所属・職名)を公開すべきだと中村時広知事に答申したと発表した。
 県は公文書公開請求に対し、2018年5月7、11日付で部分公開を決定。請求人は行政不服審査法に基づき審査請求を行った。
 審査会は不服審査請求に対する答申(3日付)で「面談先の公開で圧力や干渉などの対象となり、率直な意見の交換が不当に損なわれる恐れがあるとまでは言い難い」「公開で国との信頼関係が損なわれ、県が実施する事業の適正な遂行に支障を及ぼす恐れがあるとしたが、獣医学部の設置認可後にはその『恐れ』が明確とはいえず、国民の重大な関心事ゆえ、信頼関係より知る権利が優先されるべきだ」との判断を示した。
東京オリンピック・パラリンピックなど、大規模イベントでのテロ対策訓練が松山市で行われた。

松山市消防局や県警、県立中央病院などから約50人が参加した訓練は、商業施設の駐車場で爆発が起き、複数の負傷者が出たという想定で行われた。

訓練では、県警の機動隊員が爆発によって有毒な物質が発生していないかを計測し、周囲の状況を確認したあと、消防隊員がけが人を
救出していた。そして、救護所で医師と看護師がけが人の応急処置にあたり、救急車で搬送していた。

訓練を終え、松山市中央消防署の関哲次署長は、「関係機関が連携を強化し、東京オリンピック・パラリンピックなどでのテロ対策に万全の体制を整えたい」と話していた。