わいせつ等事件簿

学校法人「松山大学」(松山市文京町)が教職員の休日労働などに関して、松山労働基準監督署から18日に是正勧告と指導を受けていたことが分かった。大学は溝上達也理事長名で「是正勧告と指導を真摯(しんし)に受け止め、ルールの順守に努めます」などとしたおわびのコメントを発表した。
 大学によると、休日労働に関する労使協定の上限を超えて教職員を働かせていたことや、休日や時間外、深夜に働いた教職員に対し、正規の割増率で計算した賃金を支払っていないことなどについて、是正勧告を受けたという。
 さらに、残業や休日の労働時間が1カ月に100時間を超える教職員が7人いたことや、最も長い人は222時間に達していたとする過重労働も指摘され、健康被害防止の指導も受けたという。大学側は「法令順守に向けて、労基署とも相談しながら実態を精査していく」としている。