わいせつ等事件簿

サッカー元日本代表の前園真聖さんがこのほど、テレビ番組収録で西日本豪雨で被災した愛媛県の大洲、西予、宇和島の3市を訪れ、住民らと交流しながら復興を励ました。
 前園さんは昨年5月から1年をかけ、NHK総合で随時放送中の紀行番組「自転車へんろ旅」(NHK松山放送局制作)で、ロードバイクに乗って四国八十八カ所を巡礼した。豪雨災害に際し、2月下旬に訪れた南予のことを気に掛け、本人たっての希望で再訪を決めた。
 宇和島、西予市では、42番札所仏木寺(宇和島市三間町則)にお接待のミカンを届けていたかんきつ農家の園地へ向かった。200本近くの果樹やモノレールが流された土砂崩れの現場を実際に目にし、前園さんは絶句。一方、「おいしいと言ってもらえるミカンを作れるよう、次の世代のためにも、また苗木を植えていく」という農家夫妻の力強い言葉にうなずいていた。
 甚大な浸水被害を受けた十夜ケ橋永徳寺(大洲市東大洲)などにも足を運んだ。各地で被災者の現状や思いを聞いた前園さんは「復興に向けてまだまだ大変だと思うが、みなさんの前向きな姿にこちらが元気をもらった。縁ができた四国のために、少しずつでもできることをやっていきたい」と語った。
 被災地訪問の様子は11月2日放送予定の「自転車へんろ旅」内で紹介される
西日本豪雨の被災者を元気づけようと、愛媛県八幡浜市で県内を中心に活動するプロレス団体が、無料の「復興プロレス」試合を行いました。
愛媛県内を中心に活動する、「愛媛プロレス」は、西日本豪雨のあと、その力自慢と体力を生かして、土砂の撤去などボランティア活動を行ってきました。
22日は、「復興プロレス」と名付けた無料の試合を八幡浜市内の特設リングで行い、沖縄県を拠点に活動している「琉球ドラゴンプロレス」と戦いました。
会場には、西日本豪雨で被災した人たちなどおよそ200人が詰めかけ、「愛媛プロレス」の看板選手、ライジングHAYATO選手が力強く相手を投げ飛ばしたり、華麗な跳び蹴りを披露すると会場からは大きな歓声と拍手がわき起こっていました。
試合が終わるとレスラーと観客全員が「がんばろう、えひめ」と大きな声で叫んで復興への思いを新たにしていました。
自宅が被災した宇和島市の50歳代の女性は「いつもボランティアで頑張ってくれているので応援にきました。プロレスをみるのは初めてですが迫力があり楽しかったです」と話していました。
「愛媛プロレス」のキューティエリー・ザ・エヒメ代表は「被災したみなさんに元気になってもらえるようこれからも活動を続けていきたいです」と話していました。