わいせつ等事件簿

タオルメーカーの藤高(愛媛県今治市)は東京・銀座に直営店をオープンした。贈答用の高級品から手頃な商品まで約100品目をそろえる。自社ビルの1階に個人客向け店舗、4階に東京事務所、5階に企業向けショールームを設置して、個人客とともに法人客の開拓を狙う。
 新店舗は「FUJITAKA TOWEL GINZA」。複合商業施設GINZA SIXから裏手へ徒歩1分。通りに面した約30平方メートルの店舗は、北米の高地で風よけフェンスに使われた古木を内装に利用している。風雪にさらされて銀ねずみ色に変色していることで、洗いざらしのタオルの風合いを表現した。
 同社の高級ブランド「世界鶴-月-」は、インドの最高級綿スビンゴールドの糸をふんだんに使い、高密度で肌触りやさしく仕上げた。価格は、バスタオルで2万円。
ヤマトホールディングス(HD)傘下で引っ越しを手掛けるヤマトホームコンビニエンス(東京)が荷物の重量を水増しし、一部の企業に引っ越し代金を過大請求していたことが2日、分かった。元支店長の槙本元さん(65)が東京都内で記者会見し、明らかにした。詐欺の疑いで警視庁への刑事告発も検討しているという。
 ヤマトHDは「不正請求があったことは事実で、一部の企業には伝えた。詳細は調査中のため、公表は控える」としている。
 槙本さんは愛媛県西条市や高松市で支店長を務めていた。説明によると、過大請求していた相手先は、半導体大手「ルネサスエレクトロニクス」(東京)など6社
新居浜の夏の祭典「マリン村」(新居浜商工会議所青年部主催)が1日、愛媛県新居浜市垣生3丁目のマリンパーク新居浜で開かれ、人工海浜の海開きと合わせ、親子連れが水遊びやステージショーを楽しんだ。
人気演芸番組「笑点」で長く親しまれた落語家で落語芸術協会会長の桂歌丸(かつら・うたまる、本名・椎名巌=しいな・いわお)さんが2日午前11時43分、死去した。81歳。

 1951年、15歳で五代目古今亭今輔に入門し前座名今児(いまじ)を名乗った。2年半ほど落語界から遠ざかったが、61年兄弟子の桂米丸門下に移り米坊として出直し。64年歌丸と改名し、68年に真打ち昇進した。

 66年に始まった日曜夕方放送の「笑点」では、一時降板したが、当初からのレギュラーメンバー。三遊亭小円遊さん(80年死去)や三遊亭楽太郎(現六代目円楽)さんとの掛け合いが、茶の間の人気を呼んだ。2006年には五代目円楽さん(09年死去)に代わって5代目の司会者を16年まで務め、高視聴率番組の安定した人気をけん引した。

 生家は横浜の妓楼(ぎろう)。地元愛は有名で、74年からは地元にある三吉演芸場で独演会を開いてきた。芸や噺(はなし)の継承にも力を入れ、「真景累ケ淵(しんけいかさねがふち)」「牡丹灯籠(ぼたんどうろう)」「怪談乳房榎(ちぶさえのき)」といった三遊亭円朝の長編の続き物を数多く手がけた。

 04年に落語芸術協会会長、10年からは横浜にぎわい座館長も務め、後継の育成や落語界発展に尽くした。

 芸術選奨文部科学大臣賞、文化庁芸術祭賞など受賞多数。07年旭日小綬章。16年文部科学大臣表彰。

 著書に「座布団一枚! 桂歌丸のわが落語人生」など。

 近年は誤えん性肺炎などで体調を崩し、入退院を繰り返していたが、今年4月の国立演芸場では隔日でトリをつとめ、長講の「小間物屋政談」を熱演していた。