わいせつ等事件簿

【ソフトクリーム、最後に頰張って /「続けて良かった」】
 ソフトクリームが人気の桐屋菓舗(西条市大町)が10日、48年の歴史に幕を下ろす。理由は、入居する建物の老朽化。5月中旬に閉店を告知すると、常連客がひっきりなしに訪れてソフトクリームを頰張り、名残を惜しんでいる。
 桐屋は荒井久夫さん(84)、モリエさん(83)夫妻が1970年6月にオープンした。久夫さんが独自にアレンジした、すっきりした味わいのソフトクリームや、生チョコ入りブランデーケーキ「ポモナ」などが人気。モリエさんとのおしゃべりを楽しみに来店し、長居をする常連客も多い。
 モリエさんは閉店について「建物が古くなった。お客さんに迷惑を掛けてもいけないので」と説明。客からは移転して続けてほしいとの要望もあったが、高齢の2人に後継者はおらず、設備も古くなっていることから店を畳むことを決めた。
 閉店を告知してからは「最後に友人に贈りたい」などとポモナの注文が殺到。200個超の大口注文もあり、閉店までの予約がほぼ埋まっている。久夫さんは他の商品の製造を打ち切り、ポモナに専念。すぐにできるソフトクリームの2商品だけを販売している。
3日午前7時半ごろ、愛媛県今治市恵美須町の今治港で「人のようなものが浮いている」と、地元消防から110番があった。県警今治署の調べによると、遺体の身元は今治市の会社役員の女性(75)。女性の親族が確認した。
 チェック柄の長袖上着に黒色ズボン、赤色の靴を履いていた。同署は原因を詳しく調べる。
ソフトテニスの四国学生選手権大会がこのほど、松山市空港東第4公園コートで行われ、愛媛勢は団体で男女とも松山大が2位となった。
 個人は、男子の渡辺貴裕・村上拓也(松山大)、女子の佐伯彩華・井上美紀(松山大)がそれぞれ頂点に立った。
【投てきで2冠達成/力み消え地力を発揮】
 男子砲丸投げは久門大起(今治明徳)が大会新記録の15メートル63で頂点に立った。前日のハンマー投げと合わせ、投てき種目2冠を達成し「素直にうれしい」と顔をほころばせた。
 記録を塗り替えたのは14メートル75でトップに立った直後、4回目の試技だった。「しっかりと下半身を使って15メートル台を投げていたころの感覚が戻ってきた」と、好感触を得て臨んだ一投を結果につなげた。
 自己ベストは前年の県総体東予地区予選で出した16メートル00。しかし、今年は「15メートル台も飛ばせない時期が続いた」という。原因は皮肉にも172センチ、93キロのがっしりした体格を鍛え上げた、冬場のウエートトレーニング。肉体強化の一方で「力みがちな体が、さらに腕や上半身に力が入るようになった」と分析。修正を加え、今大会に間に合わせた。
 円盤投げを加えた3種目で四国大会に進む。この日の午前中にあった円盤投げは自己ベストを更新したものの、チームメートの高田涼平に及ばず2位に終わった。それでも「悔しさはあったが、次の砲丸投げに切り替えた」と、複数種目で結果を残すためのメンタリティーも光った。
 高校生活最後のインターハイではハンマー投げ優勝、砲丸、円盤投げで入賞を見据える久門。「各種目の弱点を見直して悔いのない試技ができるよう取り組む」と気を引き締めていた。
あおり運転が社会問題となる中、愛媛県警高速隊は1日、西条市小松町新屋敷の松山自動車道石鎚山サービスエリア(SA)付近で、県警ヘリコプターと連携して空と地上から悪質、危険な運転者の取り締まりを行った。ヘリと連携した高速道での取り締まりは四国4県警で初めて。