わいせつ等事件簿

NPO法人西条自然学校の研究員を務める光沢安衣子さん(36)=西条市福武=が、学生時代の研究テーマだった「どのプランクトンが魚の幼生に食べられているか」について恩師らと共同発表した論文がこのほど、2018年の日本プランクトン学会論文賞に選ばれた。
 研究の始まりは、魚も人間と同様に食べ物の好みがあるという発想から。瀬戸内海で採取したカサゴ、メバル、イカナゴの仔魚(しぎょ)を解剖し、消化器内と生息地の海水中のプランクトンを比較。数あるプランクトンの中から、特定種の初期幼生や卵を選択して餌にしていることを明らかにした。
 論文は、光沢さんが愛媛大大学院理工学研究科在籍時に取り組んだ研究を再構成して英文でまとめた。プランクトン学会は「仔魚が食べる餌の選択性については十分に研究されていなかった。水産学の発展にも大きく寄与する」と評価した。
愛媛県西条市を流れる加茂川の漁業権を持つ加茂川漁協(岡村重治組合長)は17日、2018年度通常総代会を開き、表流水確保などを求める環境保全要望書を河川管理者の県に提出することを決めた。

全国の梅酒 大集合

2018/06/19 10:59

各地の梅酒176銘柄が味わえる「梅酒全国制覇利き酒大会」が16日、愛媛県今治市東村1丁目のワールドプラザで始まり、愛好家が地域色に富む芳醇な味わいに酔いしれた。17日まで。
四国高校選手権大会は16日、5県の各会場で27競技を行った。
愛媛勢は、柔道団体で新田が男女とも優勝し、ホッケー男子は伊予が3年連続13度目の栄冠に輝いた。
自転車の個人ロードレースで日野泰静(松山城南)が3連覇し、松山城南が総合2連覇を達成した。
 陸上は、女子走り幅跳びで河添千秋(松山北)が6メートル26の県記録で頂点に立った。1500メートルは西原愛華(新居浜西)が4分29秒78で、5000メートル競歩は宇都宮あかり(八幡浜)が24分41秒03で制した。
円盤投げは渡部舞(聖カタリナ学園)が39メートル62で優勝を飾った。400メートルリレーは今治北が47秒90で制覇。
男子はハンマー投げの久門大起(今治明徳)が63メートル22で1位に輝いた。
 テニス団体は新田がアベック優勝、なぎなたは団体で今治東がトップに立ち、剣道は男子個人で片山峻輔(新田)、女子は渡辺茜(松山北)が優勝。
バドミントンは、男子団体で新田が2年連続10度目のタイトルを獲得した。
 17日は4県の各会場で30競技が行われる。
愛媛県内の小学生力士が参加して今年初めて松山市で16日に開催される「わんぱく相撲愛媛ブロック大会」に、女子児童が参加できない。出場資格が小学4~6年の男子となったため、予選の地区大会で優勝した西条市の6年の女子が進めなかった。愛媛大会の先にある大舞台、全国大会の会場となる東京・両国国技館が、女性の土俵入りを認めないことが影響した。
 「優勝すると思っていなかったので驚いた。愛媛大会に行けるなら、行ってみたかった」
 5月の新居浜大会で優勝した西条市の女子児童(11)は当日を振り返りながら、淡々と心境を語った。ただ、愛媛大会に出られないことには親子で納得しているという。