わいせつ等事件簿

昨年、愛媛県松山市であったオーディションをきっかけに芸能界入りした愛媛在住の高校3年生清原梨央が、活躍の場を広げている。モデル、アイドル、そして、女優。この1年で多彩な顔を持つようになった17歳は「今の状況を当たり前と思わずに進み続けたい」と、しっかりと先を見据える。
 転機となったのが、青春ロマンス映画「恋と嘘」の宣伝大使就任。動画配信サービス「SHOWROOM」での審査などを勝ち抜き、出演CMが東京・渋谷の大型ビジョンで放映された。自信をつかむとともに「初めて東京で仕事を経験し、心に火が付いた」。
 アイドルユニットのメンバーの座を争うオーディション番組で、才能は一気に花開いた。数千人が出場するという難関の予選を突破し、11月の全国放送に出演。堂々としたパフォーマンスを披露した。対決には敗れたが、セカンドユニット「Someday Somewhere」に参加。CDデビューを果たし、現在は、AKB48の指原莉乃がプロデュースする同ユニットのダブルセンターの一角を任せられるまでになった。
 地元でも大役が控えている。今年、100回大会を迎える夏の高校野球。その中継を行う愛媛朝日テレビのイメージキャラクター「白球ガール」に選ばれた。開幕に向け、これから県内での露出が増える。「大好きな愛媛でお仕事を頂けたことが何よりうれしい。同年代、同じ夢を追う者として、球児の熱戦を全力で盛り上げたい」と意気込む。
 殻に閉じこもっていた内気な自分はもういない。「いろいろな人に愛され、必要とされる喜びを知った」と清原。「全国で活躍し、愛媛で知らない人がいないマルチなタレントになれたら」と夢は膨らむ。愛媛から始まったシンデレラストーリーは、まだ序章にすぎない。
愛媛県西条市小松町新屋敷の小松川で初夏の訪れを告げるゲンジボタルが舞い始めた。
24日は観察会があり、地元の親子ら約20人がホタルの生態や身近な自然の大切さを学んだ。
「幻の巨大魚」として知られ、環境省レッドリストの絶滅危惧種IB類に指定されている海水魚「アカメ」が26日、鳴門市北灘町沖の播磨灘で引き上げられた。県立博物館の記録では、播磨灘で確認されたのは初めて。

 北灘漁協に所属する水産会社・山仁産業(北灘町粟田)が午前7時ごろ、粟田漁港の沖約1キロの定置網を引き上げた際、スズキに交じって約70センチのアカメが掛かっており、いけすに入れた。27日に神戸市の須磨海浜水族園に引き渡す。

 県立博物館によると、アカメは黒潮が流れる高知、宮崎両県の太平洋側で見つかることが多い。近年は紀伊水道での確認も増え、徳島では海部郡沿岸や小松島湾、徳島市の吉野川河口付近などで確認されている。

 県立博物館の佐藤陽一自然課長は「瀬戸内海での確認は非常に少ないので貴重。事例が蓄積されていけば、分布の拡大傾向や海洋環境の変化についての知見になり得る」と話している。