わいせつ等事件簿

松山大学(松山市文京町)の卒業式が20日、同市道後町のひめぎんホールで行われ、大学と大学院合わせ1268人が巣立った。

 卒業式では卒業証書、学位記が授与された後、溝上達也学長が「自信を持って新たな一歩を踏み出してほしい」と激励。卒業生を代表し、経済学部の新階公規さん(22)が答辞を述べた。また、「課外活動成績優秀者」としてリオデジャネイロ五輪陸上女子3000メートル障害に出場した女子駅伝部の高見澤安珠さん(22)が表彰された。
松山市藤原町の私立聖カタリナ学園高校で、女子ソフトボール部監督の男性教諭(30)が2年生の女子部員4人に体罰を繰り返し、うち1人にセクハラ発言もしていたことがわかった。同校が17日夜に会見を開き、同日、事実関係を県に報告したと明らかにした。うち2人は現在も登校できていないという。
 同校によると、昨年4月から監督に就いた教諭は同7月ごろから、部員4人に対し、手のひらや拳で殴ったり、バント練習時に打撃マシンの球を素手で受けさせたりした。また、1人には「彼女にしてやろうか」「女子なんだからむだ毛は剃(そ)らないと」などと発言したという。「部活に来ないなら奨学金を受ける資格はない」「お前たちでは勝てない。退部届を出せ」とも言ったという。
 先月15日に保護者から報告があって同校は把握。教諭は事実関係をほぼ認め、部員や保護者に謝罪した。同校は同18日付で訓戒処分とし、部の指導から無期限で外したが、今も被害生徒のクラスを含めて授業を担当しているという。