わいせつ等事件簿

水戸地検は15日、女性のスカート内を盗撮したとして茨城県迷惑防止条例違反の罪で、同地検土浦支部の吉川英志事務官(42)が水戸簡裁から罰金50万円の略式命令を受け、既に納付したと明らかにした。同日付で停職2カ月の懲戒処分となり、依願退職した。
 地検によると、11月17日午前8時ごろ、JR常磐線の車内で、吉川事務官が女性のスカートの中をスマートフォンで動画撮影しているのに女性の知人が気付いた。「盗撮のスリルに興奮した」などと話しているという。
ものまねタレント清水アキラ(63)の三男で、覚せい剤取締法違反(使用)の罪に問われた元タレントの清水良太郎被告(29)の初公判が15日、東京地裁(恒光直樹裁判官)で行われた。起訴内容を認め、検察側が懲役1年6月を求刑し、結審した。判決は22日。
 検察側は冒頭陳述で「知人に覚醒剤を勧められ、今年5月ごろから月7回程度使用していた」。また、事件現場の東京・池袋のホテルで派遣型風俗店勤務の女性に覚醒剤を口移しで吸引させたとも指摘した。
 良太郎被告は被告人質問で声を詰まらせながら「(警察署に)面会に来た父が泣き崩れる姿を見て、とんでもないことをしたとあらためて思った」。覚醒剤を使用した理由は「薬物を使うことで作詞作曲がはかどるといううわさを聞いて興味があった。バレなきゃいいと思った」。最後に「父や環境に甘えていた。信用される行動をとっていきたい」と反省の弁も口にした。
 薬物を断つ手段として、弁護側が携帯電話の電話番号変更や交友関係の見直し、家族のサポートや薬物検査キットの所有などを挙げた。一方で、薬物依存について良太郎被告は「ないと思う」と証言。薬物依存の治療予定も具体的なものはないと答えるなど、薬物への認識の甘さもみられた。
JR埼京線内で女子高校生の下半身を触ったなどとして、逮捕された警視庁の男性巡査長に対し、警視庁は、停職6か月の処分をしました。巡査長は「他にも痴漢を20回から30回やった」と話しているということです。
 停職6か月の処分を受けたのは、警視庁・公安総務課の男性巡査長(35)です。
 巡査長は先月、JR埼京線の車両内で女子高校生のスカートの中に手を入れて下半身を触ったとして、現行犯逮捕されました。巡査長は確保された際、赤羽駅の駅員の顔を殴りけがをさせていました。
 巡査長はその後、釈放されたということですが、警視庁の調べに対し、「他にも痴漢を20回から30回やった」と話しているということです。また、巡査長のスマートフォンからは電車内で盗撮したとみられる、女性の下着が写った動画が2つ見つかったということで、警視庁は「再発防止に努めます」としています。