わいせつ等事件簿

「一言でいえば温厚。妻子もいるのにこんな事件を起こすなど想像もつきませんでした」(増田容疑者の知人)
 7日午後4時半頃。JR山手線車内で、小型カメラが入った紙袋を女性のスカート内に差し入れたとして、朝日新聞東京本社・報道局スポーツ部記者の増田啓佑容疑者(35)が都迷惑防止条例違反の疑いで現行犯逮捕された。逮捕のきっかけは皮肉にも、同じマスコミ業界で働く報道カメラマンの通報だった。
「増田容疑者は事件当日は休日で、マスコミ対抗の野球大会に参加。打ち上げののち、電車に乗ったようです。その際、品川駅のホームに偶然居合わせたのが日本テレビ系列会社のカメラマンだったのです」(社会部記者)
 日本テレビは事件の様子を番組で再現。それによると、カメラマンは品川駅でホームが空いている中、女性の背後に立つ増田容疑者を発見。不審に思い、別の車両に乗り監視していると、右手で携帯をいじりながら左手の紙袋を女性のスカートに突っ込む行動を確認。浜松町駅で降車し、再び田町駅に向かった増田容疑者を追跡し、田町駅で降車した同容疑者を追い抜きざまに紙袋の中を覗くと光るものが見えたので「カメラだ」と確信、110番通報したという。
 
 取り調べに対し、増田容疑者は「数カ月前から同様のやり方で盗撮していた。やめられなかった」と供述しているという。また朝日新聞社は「事実関係を確認したうえで、厳正に対処します」とコメント。
 盗人を捕らえてみれば同業者なり。
(「週刊文春」編集部)
長崎立小学校の男性教諭(61)が今月、教室内で女児らのスカート内を盗撮していたことがわかった。同市教育委員会の調査で、教諭は複数回の盗撮行為を認めているという。
 市教委によると、教諭は今月13日午後の昼休み、2年生を1人ずつ教室に入れて九九の暗唱を確認する際、机の下で私物のタブレット端末を使い、複数の児童の下半身を動画撮影したという。児童の一人が不自然な動作に気づき、保護者が学校に通報。同日夕、学校が教諭に確認したところ、行為を認めたという。
 9、10日にも同様の行為をしたことを認め、タブレットに数分の動画が複数残っているのを学校が確認した。教諭は「撮影した画像がほしかった」と話しているという。
 教諭は県内の学校で教頭を務めた経歴があり、一昨年に定年退職。この学校には再任用で今春に着任していた。
17日午前1時45分ごろ、名古屋市中区栄5のラブホテル「イマージュ」の男性従業員から「部屋でけんかの声がする」と110番があった。中署の署員が駆け付けたところ、男性2人が頭から血を流していた。派遣型風俗店(デリバリーヘルス)経営近藤貴志さん(46)が病院に搬送されたが、頭部に血がたまり、約6時間半後に死亡した。
 同署は傷害の疑いで、もう1人の名古屋市南区鶴田1の会社員清山康成容疑者(44)を逮捕。傷害致死容疑に切り替えて調べている。
 署によると、清山容疑者は約20分間、近藤さんの頭や顔を手で殴ったとされる。「間違いない」と容疑を認めている。清山容疑者はデリヘル店の客で、サービスなどを巡って近藤さんとトラブルになったとみられる。