わいせつ等事件簿

石川県穴水町の小学校に勤務する男性教師(38)が女子児童のスカートの中を盗撮したとして逮捕されました。
 穴水町の小学校教師・柿島辰雄容疑者は5月、県内の施設で小学生の女子児童のスカートの中を盗撮した疑いが持たれています。別の児童ポルノ事件の捜査で押収した柿島容疑者のデジタルカメラから盗撮した写真が見つかり、発覚しました。柿島容疑者は「盗撮したことは間違いない」と容疑を認めています。町の教育委員会は「事実確認のうえ、厳正に対処したい」とコメントしています。
 
住宅に観光客を有料で宿泊させる「民泊」を無許可で営業し宿泊客を盗撮したとして、大阪府警守口署は6日、津市の谷口崇会社員(42)を旅館業法違反と軽犯罪法違反の疑いで書類送検した。同署によると「盗撮目的だった」と容疑を認めている。
 書類送検容疑は8月下旬、大阪府の許可を得ず同府守口市内のマンションに男女2人を宿泊させ、浴室の脱衣場と居間に設置したカメラで盗撮した疑い。不審に思った女性が110番した。
 同署によると、谷口会社員は15年12月ごろから、賃貸マンションの一室で違法民泊を営業。これまでに28回、外国人観光客などを宿泊させていた。火災報知機や置き時計に似せた隠しカメラを室内に設置し、盗撮を繰り返していたという。
大阪府岸和田市は7日、駅のエスカレーターなどで女性のスカート内を撮影したとして、府迷惑防止条例違反(盗撮)の疑いで書類送検された市立岸和田市民病院看護師の男性職員(25)を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。男性職員は同日、依願退職した。
 市などによると、男性職員は平成28年9月上旬から今年4月上旬の間に計10回、府内の駅や商業施設のエスカレーターで、女性のスカート内を背後からスマートフォンで撮影したとして、10月25日に書類送検された。
 藤原淳・市長公室長は「市職員全体の信用を著しく失墜させる重大な事態」とコメントした。
全国商工団体連合会(全商連)は6日、談笑やお酌だけで風俗営業法(風営法)違反としてスナック経営者が逮捕される過度な取り締まりの是正を求める学習交流会を参院議員会館で開きました。風営法対策総行動の一環。
 近年、札幌市や京都市、神戸市などのスナックに突然警察官が立ち入り、風営法違反として経営者らを逮捕し、50万~200万円の罰金や「営業停止」の行政処分を科す事例が相次いでいます。廃業する店も生まれ、地域経済への影響も懸念されています。
 談笑やお酌、カラオケを風営法の「接待」とする警察庁作成の「解釈運用基準」をもとに取り締まりが強化されています。
 自由法曹団幹事長の加藤健次弁護士は、風営法とその解釈運用基準が職業選択の自由を規定した憲法に限りなく違反していると指摘。不当な弾圧、営業破壊を許さないために正面から争うとともに、風営法の見直しを迫る運動を起こそうと呼びかけました。
 日本共産党の辰巳孝太郎参院議員があいさつし、「街のスナックを守る請願」署名を受け取りました。
 学習交流会に先立ち、警察庁と国会議員に要請。バー・スナック等酒類提供飲食店を風営法の接待飲食店営業の対象から外す▽警察庁の解釈運用基準を時代に合ったものに改正し、談笑、お酌、カラオケなど「おもてなし」に当たる行為を風俗営業の「接待」から外す▽国会の付帯決議を守り、警察の立ち入りは指導を中心とし、経営者などをいきなり逮捕しない―ことを求めました。