わいせつ等事件簿

セクハラの被害にあったとされるのは今年夏まで秘書を務めていた20代半ばの山田麻美さん(仮名)。麻美さんに取材を申し込むと、「記憶だけでお話しするのは控えたい」とB5のキャンパスノートを持参し、青山氏から抱きしめられたり、キスを迫られたりするなど、数々の「セクハラ被害」を受けたと証言した。ノートには、日付、場所、感想など、青山氏からの「セクハラ被害」の詳細が約40ページにわたって綴られていた。

 昨年4月、青山氏が代表を務める「ライトハウス法律事務所」に入所した彼女は、同年6月より食事に誘われるようになったという。

「最初は上司に誘ってもらえて嬉しかったのですが、タクシー移動の際などに、手を握られるようになりました。さりげなく避けていたのですが、どんどん行動はエスカレートしていった」(麻美さん)

 青山氏は本誌の直撃取材に対し、「抱きついたり、キスを迫ったりしたことはない」とセクハラを否定した。枝野代表は「事実関係を詳細に承知していませんので、コメントできません」と回答した。
埼玉県警は23日、勤務先の中学校で女子生徒を盗撮した男性教諭(45)に動画を消去させ、警察に届け出なかったとして、いずれも当時の男性校長(59)=同県飯能市=と男性教頭(54)=同県入間市=を犯人隠避と証拠隠滅の疑いで書類送検した。
 県警によると、教諭は校長からデジタルカメラを没収された後も別のカメラで盗撮を続けたとみられ、児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で逮捕されたが不起訴となった。
 書類送検容疑は昨年5月27日、入間市立中の校長室で、教諭が盗撮した女子生徒の着替えの動画を消させ、警察に届けなかった疑い。
 いずれも容疑を認め、校長は「教諭に辞められると学校が持たなくなると思った」、教頭は「校長に安易に同調してしまった」と供述している。
 県教育委員会は23日、教諭を免職、校長を停職6カ月、教頭を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分とした。校長は依願退職した
東北福祉大職員が女性に無理やり性的行為をしたとされる強制性交事件で、宮城県警が今週中にも、強制わいせつ容疑で同大の元職員油井寛容疑者(38)=仙台市若林区六丁の目東町、19日付で懲戒解雇=を再逮捕する方針を固めたことが21日、捜査関係者への取材で分かった。
 捜査関係者によると、油井容疑者は昨年冬ごろの深夜、若林区内の路上で10代女性に背後から近づき、手で口をふさぎながら刃物を喉に突き付けて脅し、性的行為を強いた疑いが持たれている。被害者に向かって本名と異なる名前を叫び、被害者が立ち止まった隙に背後からつかみかかったという。
 県警によると、若林、宮城野両区内で7~8年前から同様の事件が相次ぎ、これまで約20件の被害届や相談が寄せられている。油井容疑者は「他にも数件やった」と供述しており、裏付け捜査を進めている。
 油井容疑者は3日、若林区の飲食店従業員の20代女性に同様の手口で性的行為に及んだ強制性交容疑で逮捕された。強姦(ごうかん)罪から強制性交罪に名称が変わった改正刑法が7月に施行されて以来、同容疑が適用された県内初のケースとなった。
東京・中央区の個室マッサージ店で客に性的なサービスを行ったとして、店長の男と店員の中国人の女が現行犯逮捕されました。

 中央区東日本橋の個室マッサージ店「リラクゼーション森の物語」の店長・穴吹茂己容疑者(52)と従業員の中国人・肖云香容疑者(42)は18日、男性客に性的なサービスを行った疑いで現行犯逮捕されました。警視庁によりますと、警戒中の捜査員が店から出てきた客に事情を聴いたところ、性的なサービスを受けたと話したことなどから発覚しました。穴吹容疑者は容疑を認めていて、肖容疑者は「全く身に覚えがない」と容疑を否認しています。店は月に500万円ほどを売り上げていたとみられていて、警視庁は余罪などを調べています。